JCDA日本銅センターの取り組み

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日本銅センターは、身近な銅の力を知ってもらうため、さまざまな取り組みを実施しています。このページでは、これまでに開催したイベントや、発行しているパンフレットなどをご紹介します。

子どもを守る安全・安心プロジェクト(2010年、2012年)

日本銅センターは2010年から、銅の超抗菌・抗ウイルス性能を活かした「子どもを守る安全・安心プロジェクト」として、さまざまな教育・保育施設に銅製品などを提供しています。これまでに、三鷹市の「第二小羊チャイルドセンター」、八王子市の「めぐろ保育園」、いわき市の「金谷幼稚園」「小島保育園」などの施設に対し、銅製品の導入を支援しました。

ピカピカと輝く銅が、子どもたちに大人気!~めじろ保育園~

子供が手を洗う様子の写真

手洗い場と蛇口、配膳台、配膳車、トイレのドアなどの各種設備に黄銅を採用した八王子市にある「めじろ保育園」の協力を得て、日本銅センターは2010年11月、「銅を設置した保育園見学会」を開催しました。

病原菌への抵抗力の弱い小さな子どもが集まる保育園では、感染予防対策に力を入れる必要がありますが、化学物質である消毒液などを継続的に使用することは、アレルギーの発症、菌やウイルスへの耐性が弱まることに繋がりかねません。めじろ保育園でも、感染予防に関して、空気清浄機の導入や手洗い・うがいの徹底などを行ってきましたが、さらに一歩取り組みを進める方法を模索していました。そこで、日本銅センターの「殺菌力に優れた銅を使った設備を導入し、感染を予防」するというアイデアを導入しました。

ピカピカと輝く銅の手洗い場は、子どもたちにも大人気だったようで、同保育園の柊澤章次園長は「今回の導入は、感染予防とはどういうものかを子どもたちや保護者のみなさまにご理解いただく良い機会にもなった」と語っています。

被災地での感染症対策を支援~金谷幼稚園・小島保育園~

子供が手を洗う様子の写真

日本銅センターは2012年2月より、「子どもを守る安全・安心プロジェクト」の一環として福島県いわき市内にある金谷幼稚園と小島保育園へ黄銅製品を提供しました。導入箇所は、金谷幼稚園が蛇口や階段の手すり、小島保育園が蛇口、トイレのドアノブやプッシュプレートなどです。

福島第一原子力発電所の事故を背景に、放射線への対応から、子どもたちの外あそびの時間を1日30分と大幅に制約する必要のあった両園では、体力の落ちた園児に対する感染症対策について悩みを抱えていました。そこで、黄銅製品を導入した結果、銅の超抗菌・抗ウイルス性能が発揮されているようです。両園の園長は「銅を導入してから、B型インフルエンザの流行がおさまってきた印象がある」「塩素消毒をできるだけ抑える上でも、銅の導入は当園に最適だ」とコメントしています。

中高生向け実験教室を2回開催(2022年)

銅のパワーを実感!実験教室第1弾

国際銅協会・日本銅センターは2022年9月3日、東京都で銅の実験教室「身近な『銅』の意外なチカラ!超抗菌性能を体験しよう!」を初めて開催しました。開催場所は、JX金属株式会社本社内の「SQUARE LAB」。参加した中高生13人は、銅の基本的な性質である導電性や熱導電性、そして超抗菌性能を体験する実験を行いました。

銅の超抗菌性能を体験する実験の参加者の写真
身近な銅の「超抗菌性能」を体験

銅の超抗菌性能を体験する実験では、まず参加者は自身の唾液をシャーレに入れ、その上に1円玉硬貨、5円玉硬貨、10円玉硬貨、100円玉硬貨を設置しました。そのまま2~3日放置したところ、銅を含まない1円玉硬貨の周辺には菌が繁殖した一方、それ以外の硬貨の周りには菌が繁殖しないことが確認できました。

さらに詳しくこの実験教室について知りたい人は、イベントレポートプレスリリースをご覧ください。

銅の超抗菌性能の実験写真

秘められた銅の可能性を拓く!実験教室第2弾

国際銅協会・日本銅センターは2022年10月10日、群馬県藤岡市立東中学校で、第2弾となる銅の実験教室「身近な『銅』の意外なチカラ!超抗菌性能を体験しよう!」を開催しました。新型コロナウイルス感染症対策として銅を活用する同中学校において、科学部員と理科好きの1~3年生の生徒33人が参加し、銅について学びを深めました。

実験教室の写真
銅の新しい活用方法を考える

実験教室では、グループごとに銅の新しい活用方法を考えて発表する「ワークショップ」も行われました。参加者からは「粉末状にして、抗菌スプレーにする」「乾いた衣類を干すハンガーを銅製にすれば、いやな臭いを抑えられる」など、斬新なアイデアが生まれ、日本銅センターの和田正彦事務局長は「製品化も夢ではない」と講評しました。

さらに詳しくこの実験教室について知りたい人は、イベントレポートプレスリリースをご覧ください。

ワークショップの写真

銅のすごい力を調べてみよう!
夏休み自由研究コンテスト開催(2023年)

子供が手を洗う様子の写真

国際銅協会・日本銅センターは2023年、「第1回 銅のすごい力を調べてみよう!夏休み自由研究コンテスト」を開催しました。同年7月10日から10月13日まで、全国の小学4年生から中学3年生までを対象に、応募を受け付けました。

11月28日に結果が発表され、中学校の部の最優秀賞は竹下雄惺さんの作品「銅の抗菌作用の探究」、小学校の部の最優秀賞はチュアング周朔さんの作品「銅ってすごい!〜銅の超抗菌効果の観察〜」、に決まりました。

さらに詳しくこのコンテストについて知りたい人は、イベントレポートプレスリリースをご覧ください。

映像でも!銅について学ぼう!

日本銅センターの公式Youtubeチャンネルでは、銅の超抗菌・抗ウイルス性能を含めた、銅の優れた力とその活用例、また日本銅センターが行ったイベントなどについて紹介しています。映像で楽しく銅について学びたい人は、ぜひ動画集から気になるものを観てみて、銅博士への歩みを進めましょう!

日本銅センター発行のパンフレット一覧

日本銅センターは、目的や年齢に合わせたさまざまなパンフレットを発行しています。ぜひ下記一覧より、自分に合うパンフレットを探してみてください。

  • 銅のすぐれた抗菌パワーのパンフレット
    『銅のすぐれた抗菌パワー』銅の超抗菌パワーの全体像をつかむ!

    銅の超抗菌・抗ウイルス性能のメカニズムから、様々なウイルスや菌に対する効果、院内感染対策で銅が発揮する力、身近な銅の活用事例まで、銅の超抗菌性・抗ウイルス性能について、理解が深まるパンフレットです。

  • 銅ってすごい!
    『銅ってすごい!』銅のすごい力について一緒に楽しく学ぼう!

    銅が発揮する力について、イラストとともに分かりやすくまとめたパンフレットです。かわいいオリジナルキャラクターたちと、銅のすごいパワーについて学べるので、小学生にもおすすめです。

  • 院内感染を抑えるための新しい方法
    『院内感染を抑えるための新しい方法』銅の力で院内感染を防ぐ!

    銅の超抗菌・抗ウイルス性能を活用した、病院での感染対策に関して紹介しているパンフレットです。院内でよく触れられる場所の表面に、銅を活用することの効果が説明されています。院内感染対策について、詳しく知りたい方におすすめです。

  • 有害微生物から我々を守る
    『有害物質から我々を守る』専門的な内容を知りたい方へ

    このパンフレットでは、米国環境保護庁(EPA)にも認められた銅の超抗菌性能について、実験内容と結果、院内感染対策だけではなく、冷暖房空調機器(HAVC)や食品加工産業での利用についても、説明されています。銅の超抗菌性能について、もっと専門的に知りたい方におすすめです。